たかが人間でしょ?…
去年は、ありがたい出会いがたくさんあった。
今まで私にとって、雲の上の存在だと思っていた方々と実際に会ったり、言葉を交わす事ができた。幸せな事だ。
実際に会うと、肩書きやその人のしてきたこと等のフィルターを通さずに今目の前にいるその人自身を見つめられるから安心できるのだろう。昔からの友達のように親しみが湧き、その人自身を受け入れてハグし、自分をさらけ出したくなる。
その人の評判にたいし、自分の自信のなさから来る、受け入れてもらえないのではないかという畏れは一体なんだったのだろうかと思うのだ。
警察や学校の先生など、権威をもつような肩書きを持つものも、私は畏れてしまう。
1番信頼のおける男友達に言われた言葉が印象的だった。
『警察も先生も、たかが人間でしょ?』
そうなんだ、私はその人をヒトとして見ていなかったんだ。なんて浅はかなんだろう。なんて利己的なんだろうと思った。
だから、電話でもネット上でも誰かと向き合う時はそれまでの評判や成して来た事のフィルターを最小限で、いま目の前のその人自身を見つめて向き合えるようになりたい。
私のために。
私が畏れないために。
私が笑顔でいるために。